やまのかけら

YAMANOKAKERA

石を山々のかけらと見立てた
インスタレーション作品

古代から日本では山や森に神が宿ると考えられていました。山の民は山の恵みに感謝し、山の神に祈りを捧げたと言われています。それは、山にある自然物すべてが山の一部であり、山の神性を宿していると考えられたためでした。彼らは山に生きる動植物だけでなく、滝や大岩、小石までも神が宿っていると感じていたのです。本作品はその山の石を用いて、山の神性を覗き見る試みです。体験者は実際の山から採取した石をスコープ状の装置で覗きこみます。すると石の表面から様々な景色が広がり、石に宿った山の神性が風景となって姿を現します。小さな石を通して、遠くにそびえる大きな山々を想起させるインスタレーションです。

Director

Sayaka Maruyama

Designer

Kenji Tanaka, Yutaka Kadota,
Shinya Kikuchi

Special thanks

FabLab SENDAI FLAT

フィールドワークなど制作過程の説明が入ります。この文章はダミーです。「祈り」は様々な時代、様々な場所で行われてきました。私たちは今も身の回りにある祈りの「形」を通して、連綿と受け継がれてきた精神性やその背景にある文化、哲学を今一度見つめ直してみようと考えました。「いのりのかたち」は、仙台と東京を拠点に映像制作や空間演出を手がけるビジュアルデザインスタジオWOWによるリサーチプロジェクトです。このプロジェクトでは祈りの文化をテーマに、フィールドワークの様子や制作プロセスに加え、自分たちのもつ表現技術と解釈を加えて作り上げた実験的な4つのオリジナル作品を公開します。

いのりのはなし

本作品に関する
取材の様子、制作秘話など
後日、本WEBサイトで公開を
予定しています。